『Football Live』は25日、「長春亜泰に所属しているナイジェリア代表FWオディオン・イグアロが、ラゴスに孤児院を作った」と報じた。
ラゴスのスラムであるアジェガンルで生まれたイグアロ。少年時代はピッチのそばで麻薬が売られていたという環境で育ったという。
しかし、ノルウェーでのプレーを経てウディネーゼに移籍し、レンタル先のワトフォードでブレイク。プレミアリーグでも一時輝かしい活躍を見せていた。
2016−17シーズンは調子を落としたこともあって1月に中国へ移籍すると、今年17ゴールと再び得点力を復活させた。
そして、中国で大きな額の給与を受け取ることになった彼は、それを使ってイグアロ・オルファネージ・ファウンデーションという基金を設立。さらにイグアロ・オルファネージ・ホームという孤児院を発足させた。
彼はその事業に進出した理由について以下のように語ったという。
オディオン・イグアロ
「アジェガンル(故郷のスラム街)で育った人生は厳しいものだった。
何かそれを変えるチャンスがあるならば、僕は自分を育んでくれた社会に還元することを選ぶと誓うよ。
そのために、イグアロ・オルファネージ・ファウンデーションを設立することにしたんだ。
サッカーがなければ、今の僕はなかったと言える。サッカーの技術と基礎を子どもたちに教えるためのコーチが今後選ばれていくだろう」