25日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝の第2戦、浦和レッズ対アル・ヒラル(サウジアラビア)が行われ、浦和が10年ぶりにアジアの頂点に立った。
敵地での第1戦を1-1で引き分けた浦和。しかしアウェイゴールを奪ったことにより、0-0の引き分けでも優勝が決まる状況でおよそ6万人のサポーターで埋まる埼玉スタジアムでの決戦を迎えた。
試合は1点が欲しいアル・ヒラルがボールを保持しつつ、それを浦和が組織だって守る展開に。前半を0-0で折り返すと、後半、アル・ヒラルは開始から攻勢を仕掛けるが、浦和はこれを凌ぐと流れを引き寄せる。
アル・ヒラルのラモン・ディアス監督は“サウジアラビアの英雄”35歳アル・カフタニを投入し、勝利への執念を見せる。しかし、78分、サレム・アル・ドサリが危険なプレーで2枚目のイエローカードを受け退場。数的不利となる。
そして残り時間が5分を切った88分、一瞬の隙をつき、上手い貰い方でDFと入れ替わったラファエル・シルバがゴール。勝負を決定づけた。
浦和がこの一戦を1-0、2戦合計2-1で勝利し、2007年大会以来10年ぶり2度目となるアジア王者に輝いた。また、12月にUAEで開催されるクラブワールドカップ(12月6~16日)に、アジア代表として出場することも決まった。