来年にワールドカップ開催を控えるロシア。そのロシア1部リーグには、今季初めてSKAエネルギアというチームが昇格してきた。
彼らはロシア最極東のハバロフスクを本拠地とするクラブだ。首都モスクワとの距離は、なんと8,000km(時差7時間!)。
このほど、CSKAモスクワがそのハバロフスクに乗り込みSKAエネルギアとの一戦に挑んだ。その際の様子を『So Foot』が伝えている。
実はロシア1部リーグには2006~2008年まで同じく極東を本拠地とするクラブがあった。ウラジオストクを本拠地とするルチ・エネルギアだ。
10年以上に渡りCSKAモスクワの守護神を務めてきたイーゴリ・アキンフェエフは、2007年にそのルチ・エネルギアと対戦。
極東での試合に敗れた際、思わず「彼らは日本でプレーすべき!」と口にしていたんだとか。そう言うのも無理はない。地理的には断然日本のほうが近いのだから。
それから10年が経ち、アキンフェエフは再び極東での試合に臨んだ。
東シベリアだけあって、なんとキックオフ時の気温はマイナス17度だったとか…。
В Хабаровске темно и холодно, но все готово к #СКАЦСКА pic.twitter.com/OXwyXnO7qt
— ПФК ЦСКА Москва (@pfc_cska) 2017年11月18日
そんな一戦でCSKAは開始5分で失点。すぐに追いつくも、前半20分すぎにベテランDFアレクセイ・ベレズツキーが負傷交代に。
その後は点の獲り合いとなるも、CSKAは終盤に2ゴールを奪って逆転。クレイジーな試合を2-4というスコアで制し、アキンフェエフも今回はご満悦だったとか。
なお、SKAエネルギアはここまで2勝6分9敗の最下位と苦しんでいる。極東クラブとして残留を果たすことはできるだろうか。