『Mirror』は18日、「リーガ・エスパニョーラのハビエル・テバス会長は、バルセロナにスタジアムの観客席閉鎖を警告した」と報じた。
先日世界中で大きな話題になったカタルーニャ地方の独立騒動。住民投票では圧倒的多数で賛成票が上回ったが、その後スペイン中央政府の介入で自治権が停止された。
前首相であるカルレス・プチデモン氏はベルギーで逮捕され、今後裁判が行われる状況となっている。
州都バルセロナでも先日は独立反対派による大規模デモが行われるなど、情勢は混迷を極めている。
そして、独立に賛成する意思を表明しているFCバルセロナの本拠地カンプ・ノウでは、これらの問題に対して攻撃的なチャント(歌)が使われている状況にあるという。
ハビエル・テバス会長はこれらの問題に対し、「競技委員会がこれらのチャントが処分に値すると判断し、さらに裁判所が認めれば、カンプ・ノウの観客席を閉鎖する可能性もある」と明かしたとのこと。
バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、もしカタルーニャが独立してもリーガ・エスパニョーラに残りたいという意思を見せている。
しかし政治的な問題に加熱しているサポーターの動きまでは管理できず、今後もスペインサッカー協会からは目をつけられることになりそうだ。