イタリア・セリエBのパルマは、「新しい会長に中国人のチャン・リーチャン(蒋立章)が就任した」と公式発表した。
チャン・リーチャン氏は中国出身の実業家で、近年スポーツビジネスに力を入れている人物である。
メディア企業Desportsの創業者であり、2015年から多くのクラブを買収している。
昨年はスペインのグラナダCFをポッツォ・ファミリーから3700万ユーロ(およそ49.1億円)で買収。中国の重慶力帆も今年90%の株式を取得している。
さらにNBAのミネソタ・ティンバーウルヴズの株式5%を4500万ユーロ(およそ59.7億円)で買い取っており、ベルギーのルーヴェン買収にも動いているという。
そして今回パルマの株式の60%がチャン・リーチャン氏の手に渡ることになり、新たな会長に就任することになったとのこと。
これによる投資額は1500万ユーロ(およそ19.9億円)に至ると考えられている。
副会長についてはこれまでと同じく元アルゼンチン代表FWエルナン・クレスポ氏が務め、経営の方針についても変化はないという。