欧州遠征中の日本代表は10日、フランスの地でブラジル代表を対戦した。

ブラジルは南米予選を圧倒的な強さで首位通過しており、日本は士気高く挑んだが、試合は一方的な展開となった。

日本の入り方は悪くなかった。全選手が連動して最前線から猛然とボールを追いかけ、ブラジルにプレッシャーを与える。

しかし、近年、導入された“アレ”が試合の行方を左右した。

日本はブラジルのコーナーキックを難なく凌いだものの、直後、主審が試合を中断する。VAR(ビデオ・アシストタント・レフェリー)がコーナーキックの際に吉田麻也が相手選手を投げ飛ばしたと判断し、日本はPKを取られてしまったのだ。

これをエースのネイマールが落ち着いてブラジルが先制に成功する。

思いがけない失点で動揺してしまった日本は、直後にもPKを与える。このPKはGK川島永嗣がネイマールのキックを止めて命拾いするが、直後のコーナーからマルセロに右足で強烈なシュートを決められ突き放される。

すっかり意気消沈した日本は、カウンターからガブリエウ・ジェズスに決められ0-3に。この時点で勝負は決まってしまった。

後半、日本はペースダウンしたブラジルから槙野智章のヘディングゴールで1点を返すが反撃もそこまで。点差以上の実力差を見せつけられ、1-3で敗れた。

日本は14日(日本時間15日未明)、ベルギー代表と対戦する。

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