4日に行われたラ・リーガ第11節、バルセロナ対セビージャ。
雨が降りしきるカンプノウでの一戦は、パコ・アルカセルの2ゴールでバルセロナが2-1と勝利した。
この試合の前半には、アンドレス・イニエスタがその天才的なビジョンと職人的な技術で魅せる場面があった(0:38~)。
ボールを受けたイニエスタの眼前ではセビージャの全選手が守備ブロックを形成しており、常識的に考えれば得点が生まれるような状況ではなかった。
しかし、さすがは稀代の名手だ。ルイス・スアレスがDFの背後を狙った動きを見逃さず、瞬時の判断で50m級のパスを届け、決定機を創出したのだ。
結局スアレスはこれを決められなかったが、イニエスタは例えどんな状況であっても一瞬で流れを変えられることを示してくれた。
バルセロナは無敗を継続して勝点を31に伸ばし、首位を快走している。