『Telelombardia』は23日、「前ミラン会長のシルヴィオ・ベルルスコーニ氏は、クラブの経営を心配した」と報じた。
今年4月にミランの株式を手放し、中国人実業家のリー・ヨンホン氏に経営を任せることになったベルルスコーニ氏。
それからクラブは2億ユーロ(およそ264.9億円)以上の投資を行ったものの、成績はあまり伸びておらず、中位に沈んでいる状況にある。
ベルルスコーニ氏は以下のように話し、春には買収に資金提供を行った米国企業エリオット・ファンドが経営を引き継ぐ可能性もあると予測。
チャンピオンズリーグを逃せば1億ユーロ(およそ132.5億円)以上の赤字を出してしまうことを心配し、クラブの見通しは良くないと指摘した。
シルヴィオ・ベルルスコーニ
「私は知っている。ミランにはすでに幾つかの経済的な問題があるとね。
リー・ヨンホン会長が沈黙していることを心配している。
もしチームがこのような悪い状況を続けることになれば、春にはエリオット・ファンドが経営を引き継ぐ可能性があるだろう。
しかし本当の問題は、もしチャンピオンズリーグの出場権を逃してしまえば、1億ユーロ以上の赤字になるということだ。
経営を引き継ぐ人間は、誰もそのクラブの本当に価値ほどの額を支払う必要はない。しかし、長い時間をかけて負債を『治癒』していく必要がある。
今のミランはと言えば、いい見通しではないね」