監督が代わり、ネイマールが退団したことでチームの弱体化が心配されたバルセロナ。
課題がゼロというわけではないが、今季はディフェンス面が強化されており、ラ・リーガでは7節終了時でわずか2失点。UEFAチャンピオンズリーグでも2試合を終え無失点を継続するなど、抜群の安定感を誇っていた。
そんなバルセロナは先週末、アウェイでのアトレティコ・マドリー戦で1-1のドロー。
21分、サウール・ニゲスに先制点を許すのだが、その攻撃は鉄壁のバルサ守備陣をもってしてもふせぐことはできなかった(「YouTubeで見る」からご覧ください。00:21から)。
テンポの良いパスと人の動きでアタッキングサードへと進入したアトレティコ。
するとサウールがバルセロナのDFとMFの間に上手く入り、一瞬の隙を突いてシュート!ボールは遠い方のサイドネットに突き刺さり、GKマーク=アンドレ・テア・シュテーゲンも触ることができなかった。
ゴール前でのパスワークも見事であり、シュート自体も素晴らしかった。
テア・シュテーゲンのポジションを見る限り、おそらくこれくらい厳しいコースでないとゴールを割ることは難しかっただろう。バルサからゴールを奪うというのは、それほど完璧なプレーが求められるということか。
サウールはシュート技術の高いMFだが、利き足は左であり、逆足でこれだけのシュートを打つことができるという事実にも驚きだ。