『AFP』は6日、「元ポルトガル代表DFリカルド・カルヴァーリョは、税金詐欺によって7ヶ月の懲役刑を言い渡された」と報じた。
現在中国の上海上港に所属しているリカルド・カルヴァーリョ。かつてはチェルシーやレアル・マドリーでプレーし、ポルトガル代表でも長く活躍した選手だ。
彼は2011~2012年に所属していたレアル・マドリー時代に税金詐欺を行っていたという疑いで告訴されていた。
そしてこの度裁判所が判決を言い渡し、カルヴァーリョには14万2822ユーロ(およそ1879万円)の罰金、7ヶ月の懲役刑が課されることになったとのこと。
カルヴァーリョは自身の肖像権収入を英領ヴァージン諸島にあるペーパーカンパニーを利用して隠匿し、税金の支払いを逃れたという疑いがかかっていた。
検察は12ヶ月の懲役と30万ユーロ(およそ3947万円)の罰金を要求していたが、本人がこの罪を認めており、さらに支払いを逃れた税金を返却しているため、罰則が削減されたという。
なお、スペインでは暴力事件以外で2年以下の懲役だった場合、原則的に投獄されることはない。カルヴァーリョが刑務所に行く可能性はゼロであるといえる。