国際Aマッチというと、どこかワールドカップやアジアカップ予選といった試合だけが対象になりそうなイメージだが、そんなことはない。キリンカップなどの国際親善試合も国際Aマッチに該当する。
重要なのは、あくまでも「年齢制限がない代表チーム同士であるか」という点だ。
したがって昨年5月、リオ五輪に向けた強化試合としてU-23日本代表がガーナ代表と対戦したが、この一戦は国際Aマッチという扱いにはならない。国際Aマッチの"A"とは、年齢制限がないという意味だったのだ。
また、どちらか一方の代表チームがFIFAに未加盟だった場合も国際Aマッチ認定を受けない。つまり、2016年5月にFIFA加盟が承認されたコソボ代表がそれまでに行ってきた国際親善試合は、Aマッチという扱いにならないことになる。
これらの定義に従えば、2000年以降に日本代表が行ってきた試合はほとんどが国際Aマッチにあたる。
しかし、2002年に開催されたレアル・マドリーとの親善試合や東日本大震災の発生直後に行われたJリーグ選抜とのゲームは例外ということになる。
日本代表の最多出場記録を持つ遠藤保仁はJリーグ選抜との試合に出場しゴールまであげているが、この試合記録は「152試合」という国際Aマッチ出場試合数にカウントされないのだ。
国際Aマッチの定義はこんなところだ。