インターナショナルマッチウィークにより、2週間のブレイクがあったJ1。
最後に試合が行われたのは2週間ほども前になるが、この第24節でどうしてもサッカーファンに見てほしい気迫溢れる好プレーがあった。
IAIスタジアム日本平で行われた清水エスパルス対浦和レッズ戦、0-0で迎えた9分に浦和はペナルティエリアの手前でフリーキックを獲得。
壁に入った清水の選手たちはゴールを阻止しようと一斉にジャンプするも、キッカーの矢島慎也はその逆を突き、逆に足元を通すグラウンダーのキックでゴールを狙う!
しかし、その矢島のキックすら読んでいた男がいた(00:20から)。
矢島がキックした直後、清水DF鎌田翔雅がこのクリア!
なんとボールが壁の下を通ってくることを想定し、スライディングでこれを弾いたのだ。
フリーキックの際、鎌田は壁には入らずニアサイドにいたラファエル・シルバを意識するような動きを見せていた。
しかし、ラファエル・シルバへのパスが無いと見た鎌田はしっかりとリスクマネジメントし、キックが壁の下を通ってくるであろうと予知。DFとしては素晴らしい洞察力、危機管理能力である。まるで、「キャプテン翼」で肖俊光が見せた神がかり的なクリアを思わせる。
ボールは結構なスピードがあったことから、鎌田のクリアがなければゴールが決まっていたことだろう。清水は1-2でこの試合を落としたが、特筆に値するスーパープレーであった。
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