このほど発表されたW杯予選に向けたウェールズ代表に、2000年生まれの16歳が招集された。
チェルシーのユースに所属するDFイーサン・アンパドゥだ。
How good is Chelsea teen Ethan Ampadu? Why the boy who left Ashley Williams stunned could play for Wales next week https://t.co/BzGwz25Lxe
— WalesOnline Sport (@WelshSportLive) 2017年8月25日
昨夏、英4部で弱冠15歳にしてプロデビューした逸材で、今夏チェルシーに引き抜かれた。
そんなアンパドゥはイングランド、アイルランド、ガーナにもルーツを持つとされている。
リヴァプールのハリー・ウィルソンもそうだったように、他国に“奪われる”前にデビューさせようという狙いもあるのだろうか。
『Wales Online』によれば、クリス・コールマン監督はアンパドゥについて、こう述べていたという。
クリス・コールマン(ウェールズ代表監督)
「能力的に彼は我々(フル代表)とやれる。ファンタスティックな心構えを持った優秀な若手選手だよ。
(実際に試合で)彼に頼む必要があるかもしれない。もし我々がそれを必要とした場合、彼はうまくやるだろうと確信しているよ」
また、エヴァートンでプレーするDFアシュリー・ウィリアムズも、自らの後継者になりうる逸材だと太鼓判を押した。
アシュリー・ウィリアムズ(ウェールズ代表DF、キャプテン)
「彼を見て、『この子はアンビリーバブルだ』って思ったね。
とても若いが、もし(順調に)進めば可能性は無限大だ。
こうも思っているよ。『もし彼がなるべきように成長すれば、僕の後継者になるだろう』ってね」
なお、アンパドゥはDFとMFをこなせる選手。現地では、中盤でアーロン・ラムジーと組む守備的MFとしても期待されているようだ。
グループDで3位のウェールズ代表はカーディフでオーストリアと、敵地キシナウでモルドバと戦う。果たして、ワールドカップ予選で16歳の代表デビューはありえるだろうか。