このほど発表されたW杯予選に向けたウェールズ代表に、2000年生まれの16歳が招集された。

チェルシーのユースに所属するDFイーサン・アンパドゥだ。

昨夏、英4部で弱冠15歳にしてプロデビューした逸材で、今夏チェルシーに引き抜かれた。

そんなアンパドゥはイングランド、アイルランド、ガーナにもルーツを持つとされている。

リヴァプールのハリー・ウィルソンもそうだったように、他国に“奪われる”前にデビューさせようという狙いもあるのだろうか。

『Wales Online』によれば、クリス・コールマン監督はアンパドゥについて、こう述べていたという。

クリス・コールマン(ウェールズ代表監督)

「能力的に彼は我々(フル代表)とやれる。ファンタスティックな心構えを持った優秀な若手選手だよ。

(実際に試合で)彼に頼む必要があるかもしれない。もし我々がそれを必要とした場合、彼はうまくやるだろうと確信しているよ」

また、エヴァートンでプレーするDFアシュリー・ウィリアムズも、自らの後継者になりうる逸材だと太鼓判を押した。

アシュリー・ウィリアムズ(ウェールズ代表DF、キャプテン)

「彼を見て、『この子はアンビリーバブルだ』って思ったね。

とても若いが、もし(順調に)進めば可能性は無限大だ。

こうも思っているよ。『もし彼がなるべきように成長すれば、僕の後継者になるだろう』ってね」

なお、アンパドゥはDFとMFをこなせる選手。現地では、中盤でアーロン・ラムジーと組む守備的MFとしても期待されているようだ。

グループDで3位のウェールズ代表はカーディフでオーストリアと、敵地キシナウでモルドバと戦う。果たして、ワールドカップ予選で16歳の代表デビューはありえるだろうか。

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