ついに今年のAFCチャンピオンズリーグも再開。準々決勝ではJリーグ対決が実現し、川崎フロンターレと浦和レッズがぶつかる非常に楽しみな試合が行われた。

気温がやや高め、Jリーグもある中でのハードスケジュールと厳しい環境。両者ともに基本的にゾーン守備を使いつつ、時にプレスをかけていくような展開だった。

その中で生まれたのは、なんとも珍しく面白い川崎のゴールだった。前半32分、中村憲剛がスルーパスを裏に送ったところで息が合わず。

しかし、それを見た中村がすぐに自分で追いかけて受け、さらにマウリシオを股抜き!折り返しをフリーになっていた小林悠がダイレクトで叩き、ゴールに流し込む。「一人スルーパス」から先制点が決まった。

さらに50分には川崎に追加点。小林が裏に抜け出してシュートを放ち、浦和GK西川が弾く。それに詰めたのはエウシーニョ。後半始まって間もなくリードを広げることに成功する。

反撃を狙う浦和は76分、1点を返すことに成功する。青木のフィードで裏に抜けたのは、途中出場の武藤雄樹。苦しい展開の中でアウェイゴールを奪った。

しかし、攻勢をかけて幾度もチャンスを作っていた川崎の勢いは止まらない。

85分には左サイドを突破した家長が柔らかいクロス。それを小林がファーからヘッド、ゴールへと流し込んだ。

これでリードを広げた川崎が、1stレグを3-1でものにした。浦和は2ndレグで2-0の勝利、あるいは3点以上奪うことが必要となる。

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