今夏のマーケットを前に補強禁止処分を受けてしまったため、新戦力なく開幕を迎えることになったアトレティコ・マドリー。

しかし移籍が噂されていたアントワーヌ・グリーズマンの慰留に成功し、フェルナンド・トーレスもメキシコ移籍を断るなど、多くのメンバーをチームに残すことにも成功している。

19日に行われた開幕戦では、2部から昇格したばかりのジローナと対戦することになったが、これがなんとも珍しい展開になった。

22分にはクロスから、25分にはセットプレーからクリスティアン・ストゥアーニのヘッドを許し、あっという間に2失点を喫したのだ。

さらに66分にはゴールキーパーと接触したグリーズマンがシミュレーションを取られ、2枚目の警告で退場となってしまう。

2点のビハインド、さらにエースがピッチを離れる。アトレティコにとっては絶望的な状況だったが…ここからが本番だった!

78分にはアンヘル・コレアが魂を感じるドリブルシュートを決めて1点を返すと、さらに85分にはヒメネスがセットプレーからヘディングを決める!(動画はYoutubeに飛んでご覧ください)

シメオネ監督の魂が乗り移ったかのような崖っぷちからの生還劇。補強が不可能だったとはいえ、アトレティコは今季も面白い存在になりそうだ。

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