「関根貴大がドイツ二部のインゴルシュタットへ移籍」というニュースは、報道直後から大きな話題を呼んだ。

所属していた浦和レッズは監督交代で揺れに揺れており、Jリーグもシーズン真っ只中での移籍となれば当然だ。本人の意思を尊重しつつも、心中複雑なファンは多かったことだろう。

だが、新天地へ飛び立ってしまえば、多くの者の関心事は一つに集まる。「彼がインゴルシュタットで活躍できるか否か」だ。

出場機会も比較的得られやすく、ドイツ一部へのステップアップが望めるクラブへの移籍であり、楽観的な見方もできなくはない。

だが、彼が授かった「背番号22」には、実は気になるジンクスが存在することをご存知だろうか。

2016-17:ニコ・リンダークネヒト
2015-16:シュテファン・ヴァネンヴェッチュ
2014-15:シュテファン・ヴァネンヴェッチュ
2013-14:コンスタンティン・エンゲル
2012-13(後半):イリアン・ミツァンスキ
2012-13(前半):アハマド・アカイシ
2011-12:アハマド・アカイシ
2009-10:シュテファン・ミュラー
2008-09:ダニエウ・レモス
2007-08:ヨハネス・ヒンタースバーガー
2006-07:マーティン・クラーラー
2005-06:フローリアン・シャフバウアー
2004-05:フローリアン・シャフバウアー

上記は、過去12シーズンにおいて、インゴルシュタットで「22」を背負った選手の一覧だ。

一見するとわかりにくいかもしれないが、ここでわかるのは、この背番号を身に付けた10選手のうち、2シーズンに渡って同じ背番号で在籍できた選手はわずかに20%のみ。つまり、この数字を背負った選手のほとんどが翌季で他クラブへと移籍を果たしているというわけだ。

※シュテファン・エンゲルについては、2014-15に背番号20に変更し、2015-16シーズンまでプレーしている。

ポジティブに捉えると、他クラブへ移籍するチャンスが得やすいが、ネガティブに言えば、何故か残留しにくいと言える、背番号「22」。

関根の「22」はどちらに傾くだろうか。

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