『BBC』は22日、「シェフィールド・ハラム大学のロブ・ウィルソン教授は、パリ・サンジェルマンがネイマールをどうやって獲得するのか予測した」と報じた。
現在、パリ・サンジェルマンは2億2200万ユーロ(およそ286.7億円)という移籍金を投じてネイマールの獲得に向かっていると言われる。
歴史上最高額の2倍近くとなるこの数字には懐疑論が相次いでいるが、一方ネイマールが合意したという報道もあり、情報は錯綜している。
しかし、そのとんでもない額をどう支払えるというのか?欧州には収入と支出のバランスをとるためのファイナンシャル・フェアプレー制度があるというのに?
サッカー経済学の専門家であるロブ・ウィルソン氏は以下のように話し、この取引を実現させられる方策について説明したという。
ロブ・ウィルソン
「パリ・サンジェルマンがネイマールを買うとすれば、契約の過程でその支払いをずらしていくことになるだろう。
2億ポンド(およそ286.1億円)を払うと仮定すれば、それを10年間の契約にしてしまう。年間2000万ポンド(およそ28.6億円)になるわけだ。もちろん、バルセロナの同意が必要だが。
ネイマールの場合、バランスを取るために初年度に1億ポンド(およそ143.1億円)程度を支払い、その後分割にしていくという手があるだろう」
(投資をどのように回収する?)
「商業的な利益やスポンサーシップの資金になる。明らかに市場性の高い選手であるからだ。
パリ・サンジェルマンは、選手や代理人との間で肖像権料の取り分を決めることが出来る。クラブのプロモーションに彼をどのように使っていくのがベストなのかをね。
思うに、今回この契約をまとめるとすれば、パリ・サンジェルマンとのパートナーシップに多くの企業が関心を寄せることになるだろうね」