『Corriere dello Sport』は4日、「イタリア・セリエAのインテルは、セビージャのMFスティヴン・エンゾンジを獲得する準備を行っている」と報じた。
今夏ユヴェントスに移籍する可能性が高いといわれていたエンゾンジであるが、その契約解除条項は4000万ユーロ(およそ51.1億円)と高額。そのため撤退を余儀なくされていた。
しかし、それを支払おうというクラブが現れた。それがインテルであるとのことで、彼らは4000万ユーロ以上を準備できるという。
インテルとセビージャは今夏すでにエベル・バネガの取引を行っており、さらに今後ステヴァン・ヨヴェティッチの買い取りについて話し合う予定だ。
そこでエンゾンジの取引についても話し合いを進める可能性があるとのことだ。
だがインテルの噂はそれだけではない。『Tuttosport』は、彼らが「PSGのアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアを狙っている」と伝えている。
PSG側は価格を5000万ユーロ(およそ63.9億円)に設定しており、値下げに応じる可能性は高くはないという。
しかし、インテルはサミール・ハンダノヴィッチ、ジョフレイ・コンドグビア、あるいはジョアン・マリオを取引の一部に含めることで、その移籍金を下げようと交渉するとのこと。
さらに『Tuttosport』が伝えているのは、ローマのアルゼンチン代表DFフェデリコ・ファシオだ。
インテルの監督に就任したルチアーノ・スパレッティ氏の下で昨季プレーした彼であるが、エウセビオ・ディ・フランチェスコ氏の戦術的特性には合わないと推測されているとのこと。
そのため彼は600〜700万ユーロ(およそ7.7~8.9億円)で獲得が可能になるようで、インテルがそこに目をつけると予想されている。
加えてもう1人、『Sky Italia』が伝えているのがボルシアMGに所属しているデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンである。
チェルシーから2年間ドイツに貸し出されている彼は、今季まだどこでプレーするのかがはっきりしていない。
インテルは現在チェルシーに対して問い合わせを行っており、彼の獲得が可能かどうかを探っているとのことだ。
同じ街のライバルであるミランが積極的な補強を進める一方、インテルはスパレッティ新監督の招聘から目立った獲得がない。
ここに来て多くの選手の名前が浮上している状況であるが、プレシーズンの始動までに何らかの補強が行われるのだろうか?