『ESPN』は29日、「WADA(国際アンチドーピング機構)は、ロシア人サッカー選手に関する155の尿サンプルに隠蔽された形跡があると発表した」と報じた。

先日、2014年ワールドカップに出場したロシア代表チームの23名が組織的にドーピングを行っていた可能性があると伝えられ、大きな話題になった。

それを受けてロシア側は「フェイク・ニュースだ」と反論しているものの、WADAはさらに多くの証拠を発見しているようだ。

『ARD』の取材においてWADA調査官のリチャード・マクラーレン氏は、ロシア人サッカー選手の155以上のサンプルがFIFAに報告されていることを明かした。

これはリオ五輪前に話題となった陸上競技を中心とする組織的ドーピングとは別の隠蔽工作である可能性が高いという。

これらのサンプルは開封されて操作された、あるいはすり替えられた可能性があるとのことだ。

なお、これらの問題に対してFIFA、UEFA、ロシアサッカー連合、ロシアスポーツ省は特に動きを見せていない。

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