個人的な話になるが先日誕生日を迎えた。そして、そのことは欧州サッカーを見始めて20年が経ったことを示している。20年はあっという間だったが、気が付けば青春時代に憧れを抱いた選手たちは引退し今やその子供たちがデビューし大輪の花を咲かせようとしている。
かつて若い編集者に言われた一言がある。「中田英寿はもう“クラシック”の選手なのだ」と。それは、僕らが子供のころにフランツ・ベッケンバウアーやミシェル・プラティニを見ているような感覚なのかもしれない。
そこで今回は僕らおっさん世代の有名選手と、その息子を5例ほど比較してみることにした。
ジネディーヌ・ジダン(右)とルカ・ジダン(中央)
親子で髪のふさふさ度はちがえど凄く似ている。
眉毛の角度さえのぞけば、目や鼻の形、口や笑顔の表情までまるでそっくりではないか。
ジネディーヌはMF、ルカはGKとポジションは違えどやはり親子だ。
ちなみにジネディーヌが若き日を過ごしたボルドー時代の姿はこちら。もっと似てる?似てない?
ディエゴ・シメオネとジョバンニ・シメオネ
2年ほど前にQolyでは「南米で躍動する2世選手」の記事を掲載した。南米はエクアドルのセバージョス親子、コロンビアのバルデラマ親子、ボリビアのバルディビエソ親子など2世選手が多い。
その中でも現在セリエAのジェノアでプレーするジョバンニとアトレティコ・マドリーの監督を務めるディエゴのシメオネ親子は代名詞的存在になりつつある。
まずは、息子ジョバンニから見てみよう。
父と同じセリエAを舞台に活躍するジョバンニ、どことなく父譲りの目力を感じるような気がするのは気のせいだろうか。
父ディエゴのラツィオ時代はこちら。髭の感じや額のしわの入り方などに共通点が見てとれる。