ロシアで開催中のFIFAコンフェデレーションズカップ。
同大会は4年に一度開催されており、ホスト国と前回ワールドカップ王者、世界6大陸の選手権を制した合計8チームが2組に分かれ、各上位2チームが準決勝へ進出する。
22日に行われたB組の第2節は、ドイツ対チリという今大会屈指の注目カードであったが、1-1の引き分けに終わった。
初戦でともに勝利した両者は、この日の第1試合(カメルーン対オーストラリア)の結果を受け、連勝を飾ればグループ突破が決まるという状況。
試合はすぐに動いた。6分、DFのパスをカットしたチリは、先発に復帰したアレクシス・サンチェスが大会通算400点目となる先制ゴールを決める。
若手主体でこの大会に臨んでいるドイツは、序盤のこの失点で出鼻を挫かれ、前半はチリが心理的にも戦術的にも優位に試合を運んだ。
しかし、41分、ドイツは左サイドからの速いクロスを、中央に飛び込んだラース・シュティンドルが合わせ同点に。
期待を裏切らず非常にハイレベルな前半となったが、後半はお互いにペースダウン。決定的な瞬間が生まれないまま、静かに試合終了のホイッスルが鳴った。
2試合を終えて勝点4で並んだ両者は最終節にグループ突破をかけ、ドイツはカメルーンと、チリはオーストラリアとそれぞれ対戦する。