昨年、韓国のKリーグで大きな問題となった審判買収事件。
2013年に全北現代モータースのスカウトが審判に対して金銭の提供を行っていたことが判明。当該のスカウトは在宅起訴後に懲役6ヶ月(執行猶予2年)の有罪判決が言い渡されたほか、全北現代には勝点9の剥奪、罰金1億ウォン(およそ977.5万円)の処分が科された。
その元スカウトが自殺したと、『Breaknews』などの韓国メディアが伝えている。
全北現代のホームスタジアムである全州ワールドカップ競技場内で首をくくって死亡しているのをチーム関係者が発見し、警察に通報したという。亡くなっていたのは、チームオフィスのすぐそばの通路(もしくは出入口)だったそう。
遺書はなかったというが、事実上サッカー界から追放されたことで生活に困窮していたとも伝えられている。自殺する3日前には全北現代のチェ・ガンヒ監督に生活苦などについて吐露していたとの情報もある。
「3日前にチェ監督に会って生活苦などの困難を吐露したという遺族の言葉があった。だが監督と会ったのが事実かどうかについては、まだ正確に把握されていない」と警察関係者は語ったという。また、全北現代の関係者も監督と会ったかについては分からないと述べているとのこと。