6日、ドルトムントの新たな指揮官に任命されたオランダ人のピーター・ボス監督。
来季より「アヤックスのボス」から「ドルトムントのボス」となるわけだが、就任会見が行われているさなか、ドルトムントの公式SNSが驚きの事実を明らかにした。
By the way: Peter Bosz, wie Bosch, nicht Boss. 😉👌#welkombosz
— Borussia Dortmund (@BVB) 2017年6月6日
「ところで、Peter Boszは“ボス”じゃなくて“ボシュ”だよ てへっ」
な、なんと!
彼らによると、ボス監督の名前の発音は英語のいわゆるボス(親分)ではなく、いわばドイツの自動車部品メーカーであるボシュ(あるいはボッシュ)社のようなものだよ、というのだ。
「なんだ、そんなことかよ」と思われた諸君!これは我々の業界においては、ちょっぴり面倒な話なのである。
というのも彼は過去にジェフ市原でプレーした経験があり、日本でのカナ表記は登録名の「ボス」で完全に定着している。名前の語尾が"sz"で終わるのは確かにオランダでも珍しいが、現地の音を聞いてもやはり「ボス」に近い。
しかしながら、ドルトムントのこの言い分に従うとすると、過去分と合わせて2つのカナ表記が存在することになり、何かと弊害が生まれる可能性があるのだ。そして何より、「ボスのボス監督が~」という、ダジャレを使えなくなるのが痛い!とっても痛い!
ということで、「発音こだわり派」として知られるQolyとしてもボスにはボスのままでいてほしいのだが、このご時世、世の流れに抗うのは難しい。
ドルトムントのこの発表を受け、果たして日本のメディアはどのように対処していくのだろうか。Qolyとしても注視したい。