AFCチャンピオンズリーグのベスト16で、大逆転の末済州ユナイテッドを下した浦和レッズ。
0-2からの逆転劇ということでその戦いぶりには称賛の声があがっているが、2ndレグでは試合終盤に乱闘騒ぎがあった。
韓国メディアも「ひどい」…済州の乱闘に厳しい声 https://t.co/y3gfOmFNeu
— サッカーニュース Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2017年5月31日
済州のベンチメンバーであったDFペク・ドンギュがピッチへと進入し阿部勇樹に肘打ちを浴びせると、試合終了後にはDFクォン・ハンジンが槙野智章を追いかけるなど会場は騒然となった。
この試合での出来事については未だ裁定が下っていないが、浦和側にも過度なパフォーマンスがあったという報道も。いずれにせよ、勝ち上がりを決めた浦和としても後味の悪いゲームになったことは間違いない。
日本でもそうしたネガティブな話題ばかりが伝えられているが、どうやらスポーツマンシップに則ったシーンもあったようだ。
Jリーグ公式YouTubeチャンネルが紹介したハイライト映像を見てみよう(02:40から)。
リュウ・クォックマン主審がタイムアップの笛を吹くと、浦和の選手たちは歓喜。
その直後にカメラに写されていたのは、相手選手に手を差し伸べたMF柏木陽介の姿だった。
この試合では興梠慎三の先制点をアシストし、存在感を見せた柏木。
ピッチに倒れ項垂れるDFチョン・ウンの背中を擦りながら握手を求め、チョン・ウンもこれに応えていた。
感情を抑え健闘の握手を求めた柏木は立派であり、悔しさを滲ませながらもその気持ちにしっかりと応えたチョン・ウンの態度にも拍手を送りたい。スポーツマンシップとはこういうことを言うのだろう。
それだけに、その直後にチョン・ウンが見せた行為は残念であった。もちろん両者、あるいは両チームの間に何があったかは分からないが。