『Manchester Evening News』は1日、「アトレティコ・マドリーは、スポーツ仲裁裁判所からの判断を待っている」と報じた。

現在アトレティコ・マドリーからの退団を希望し、クラブにそれを伝えていると言われるグリーズマン。

マンチェスター・ユナイテッドは彼の獲得に向けて1億ユーロと言われる契約解除条項以上の額を使うと示唆されている状況だ。

しかし、そこで問題になっているのはお金ではないようだ。アトレティコ・マドリーが直面している「補強禁止処分」に対する判決が重要になるという。

アトレティコ・マドリーは昨年、ウルグアイから未成年の選手を違法に獲得したとして、FIFAから2回の移籍ウィンドウにおいての補強禁止処分が言い渡された。

それを現在スポーツ仲裁裁判所に控訴しており、その決定が6月1日に下される見込みとなっているのだ。

もしこれが認められ、アトレティコ・マドリーが補強可能となるならば、グリーズマンを説得できるかもしれないという。

グリーズマンの退団希望はタイトルの獲得を望んでいるためであるが、スペインのライフスタイルには非常に馴染んでいる。

そのため、補強を行えるということになればグリーズマンに残留を説く材料となると予想されているのである。

スポーツ仲裁裁判所はどのような判断を下すのか?そしてグリーズマンは?マンチェスター・ユナイテッドももちろんその動向に目を光らせているだろう。

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