「シリアの前にはいろんな国からもオファーがあったり、いろんな国のことを考えたんですけども、なかなか同意に至らず最終的にはシリアになりました。
それからですね、できるだけテヘランに近付いて合宿をしようということも考えましたけど、相手国からもいろいろなことを拒否されてということもありました。
そして我々が日本にいるということですけども、まずは海外組がバカンスで日本に帰るという点があります。土曜、日曜とかけてまずは海外組から合宿をスタートします。
そしてJリーグの日程が日曜日に試合がありますので、アウェイに行って試合をするというのが難しい。
それからシリアを選んだということですけど、この相手はイラクにすごく似ているチームです。さらにはAグループ、プレーオフに回る可能性がまだありますよね(シリアは現在4位)。フィジカルとアグレッシブさを備えた相手ですよね。
そして守備のデュエルがものすごく強く、統計上も最終予選では3失点しかしていないと。我々にとってはかなり良いテストなんじゃないかなと思います。
それからこの試合の後、本当に決定的な試合が待ってますね。イラク戦ですけども。そしていろんなことを変更を加えながら準備を進めていきたいと思います。
まずは小さなスタジアムでやらざるをえません(キャパシティは8000人ほど)。
スタジアムの変更を要求したんですけど、それは不可能でした。そしてスタジアム、グラウンドの様子も見ました。いろんな試合がやられていましたからしっかり見ましたけども、良い状態ではありませんでした。
二ヶ月前に津村(総務の津村尚樹氏)が現地に赴いていろいろなことを改善できるようトライして、それから10日ほど前に湯川(代表チーム部部長の湯川和之氏)の方にイランに行ってもらって、グラウンド責任者と話をして、グラウンド状態を改善するように伝えました。
そして毎週毎週、現地からグラウンドの工事の状態がどうかということが我々の耳に入ってきているという状態です。我々の選手はより良いグラウンドでプレーしたいと思っていますから。なぜかと言うと、我々はより良いところでいつもプレーをしていますから。
もしかしたら、イラクに対する良いフットボールをするためのグラウンドではないかもしれないですね。つまり全てのディテールを見て、この試合をより良いものにするためのトライをしています。勝つためにですね」