セリエA制覇にはあと一歩届かなかったものの、今季も存在感ある成績を残したナポリ。
コッパ・イタリアでは準決勝、UEFAチャンピオンズリーグではベスト16にそれぞれ進み、セリエAでも3位以上を確定させCL出場権を手にしている。
そんなナポリの特徴は、全員が連動するパスワーク。特に今季は華麗なプレーが随所で見られ、まるでバルセロナのような崩しも見られる。
先週末に行われたトリノとの一戦でも、こんなプレーがあった(「YouTubeで見る」からご覧ください・02:28から)。
2-0とリードし迎えた後半、左サイドを駆け上がったファウジ・グラムが中へクロスを送ると、これをカジェホンがワンタッチではたく。するとここからドリース・メルテンスとのワンツーが続き、あっという間にトリノDFは崩壊…。
ゴール前とは思えぬ美しきパス交換でフリーになったメルテンスはシュートを放つも、これはGKジョー・ハートに弾かれゴールにはならなかった。
ゴンサロ・イグアインの退団で得点力不足も心配されたナポリだったが、メルテンスのCF起用が大当たりしており、ロレンツォ・インシーニェを加えたカルテットは抜群のコンビネーションを誇る。スペクタクル性という意味では、ここしばらくのセリエAでは最も秀でたチームの一つといえるだろう。
ナポリは最終節、ホームでフィオレンティーナと対戦する。