18季ぶりの栄冠から3日、この快挙の主役となった男が文字通り伝説となった。
オランダ1部のフェイエノールトは17日、チームの主将を務める36歳FWディルク・カイトが現役引退することを公式発表した。
NEWS | Dirk Kuyt announces retirement from football. He will remain with Feyenoord in an off the pitch role.
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— Feyenoord Rotterdam (@Feyenoord) 2017年5月17日
クラブの発表によると、カイトは17日の朝にクラブの幹部、そしてかつてのチームメイトであるジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト監督と会談し引退することを伝えたのだという。
ディルク・カイト
「引退する適切な時期だと感じている。フェイエノールトに復帰して以来、信じられない2シーズンを過ごしたからね。フェイエでチャンピオンになりトロフィーを掲げるのは夢だった。全ての夢が叶ったんだ」
フェイエノールトで3季連続20ゴールを達成して脚光を浴び、リヴァプールで国際的なプレーヤーへと成長したカイト。オランダ代表としてもワールドカップ3大会、ユーロ2大会に出場し、104試合24得点を記録した。
2015年にフェイエへ復帰すると、主将として若いチームを牽引。先日行われたエールディビジの最終節ヘラクレス・アルメロ戦でハットトリックを達成し、チームを18季ぶりとなるリーグ優勝へと導いている。
FCユトレヒトでデビューして以来19シーズン。サッカー史に残る“鉄人”は、英雄としての輝かしい姿を残したまま現役生活に別れを告げた。