先日、サッカー界でのテスト導入が発表されたPK戦の新方式「ABBAルール」。
PK戦の際、従来のように先行と後攻が一人ずつ順に蹴るのではなく、一回ごとに先攻と後攻が入れ替わるというものだ。
このシステムはUEFAが本格的な導入を検討しており、現在行われている世代別の欧州選手権でテスト中。先日のU-17女子欧州選手権で、公式戦としては史上初めて実践された。
サッカー史上初!『ABBAルール』のPK戦を実施!おもしろい結果に https://t.co/PVNIEgDUQz
— サッカーニュース Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2017年5月15日
そしてこのほど、男子の公式戦でも初めて「ABBAルール」の下でPK戦が行われた。
現在クロアチアで開催されているU-19欧州選手権、準決勝でスペインとドイツが対戦。0-0で決着がつかず、試合の行方は「ABBAルール」方式によるPK戦で決着をつけることになった。
その結果は…
スペインの1人目:成功(○)
ドイツの1人目:失敗(×)
ドイツの2人目:成功(○)
スペインの2人目:成功(○)
スペインの3人目:失敗(×)
ドイツの3人目:失敗(×)
ドイツの4人目:成功(○)
スペインの4人目:成功(○)
スペインの5人目:成功(○)
ドイツの5人目:
4-2でスペインの勝利!強豪を破り、イングランドが待つ決勝戦に辿り着いた。
上述したU-17女子欧州選手権では決勝も「ABBAルール」によるPK戦で決着をつけており、試合はドイツの勝利。
まだまだサンプルは少ないものの、これまで行われた3度のケースではいずれも先攻(一番最初にPKを蹴ったという意味での)チームが勝利している。