『Guardian』など各メディアは11日、「ジャンニ・インファンティーノFIFA会長は、フェイク・ニュースが溢れているとメディアを批判した」と報じた。
先日からバーレーンで行われてきたFIFA総会では、2026年ワールドカップにおける拡大案など多くの物事が決定された。
その中で一つ大きな話題になったのは、倫理委員会のトップが突如交代になったこと。ハンス・ヨアヒム・エッカート氏とコーネル・ボルベリー氏が解任され、新たにマリア・クラウディア・ロハス氏とヴァシリオス・スコウリス氏が招聘された。
これまでFIFAの汚職問題の捜査を担当してきた委員会内部に変化があったことで、メディアは「腐敗調査を終わりにしたいのか?」という指摘まであった。
なお、これは結局「捜査官をヨーロッパに偏らせるべきではない」としてFIFA評議会からの推薦があったためだと判明している。
インファンティーノ会長はこれらの報道について以下のように話し、FIFAバッシングは国民的スポーツのようになっていると怒りを表したという。
ジャンニ・インファンティーノ
「悲しいことに真実というものは、必ずしも事実ではない。それが、人々が信じるものとなってしまう。
多くの『フェイク・ニュース』が溢れている。FIFAにまつわるものについてはね。
我々をバッシングする報道は、複数の国でもはや『国民的スポーツ』のようになっている。
ありとあらゆる事件が起こった後、我々はFIFAの評価を構築し直しているところである。どん底に落ちていた組織を引き継いだのだ。
フットボールを咎めて、それで自分自身を豊かにしようとするものがいるならば、私はただ一つのメッセージを送りたい。
『去れ。すぐにサッカーから離れてくれ』と。
我々は、あなたなど必要としていない」