『BBC』は「前FIFA会長のゼップ・ブラッター氏は、現会長のジャンニ・インファンティーノ氏を批判した」と報じた。
昨年行われた会長選挙で当選したものの、多くのFIFA幹部が逮捕される大規模なスキャンダルを受けて辞任を余儀なくされたブラッター氏。
2015年12月にはミシェル・プラティニ(前UEFA会長)と共に長期の活動停止処分を受けており、80歳のブラッター氏は今後6年間サッカー界に関わることはできない状況となっている。
彼はインタビューに対して以下のように話し、新しい会長となったジャンニ・インファンティーノ氏が自分の通告に返事しないと訴え、リスペクトを欠いていると語った。
ゼップ・ブラッター(前FIFA会長)
「FIFAに起こったことについて、私は明らかにハッピーではない。
私はこのような新しい会長を見たことがない。いかなる会社においてもだ。彼は、以前の会長に対してのリスペクトを見せていない。
選挙で当選したあと、我々はいい形でコンタクトをとった。そして、彼は私の家に来て、対話をした。私は、『FIFAが解決するべき課題のリストを持っている』と伝えた。
私は彼に頼んだ。手紙を送ったし、彼の個人的な電話番号も知っている。そして、私はまだあれ(リスト)は適切なものだと言った。
それに対しての答えは一切返ってきていない。一切だ。
私はまだそのリストを持っている。したがって、我々は弁護士にだけ話している」