UEFAヨーロッパリーグ準決勝に進出したセルタ。チームを牽引しているのが、FWイアゴ・アスパスだ。
背番号10を背負うレフティは今季45試合で24ゴールを叩き出すなど、大車輪の活躍を見せている。
そのアスパスは2013年にリヴァプールに引き抜かれたが、イングランドではノーインパクトに終わり、結局スペインに戻ることになった。
失敗に終わったリヴァプール時代を象徴するプレーが、チェルシー戦でやってしまったあのコーナーキック。右からアスパスが蹴ったボールは、あろうことか相手MFウィリアンに直接渡ってしまったのだ。
その仰天シーンがこれ…。
ON THIS DAY in 2013 #LFC signed Iago Aspas..https://t.co/ZxP6QTY07e pic.twitter.com/ApdxNZiD3o
— Liverpool FC News (@LivEchoLFC) 2016年6月23日
ワーストコーナーともいわれるあのプレーを本人が振り返った。
ELマンチェスター・ユナイテッド戦前に語っていた言葉を、『Liverpool Echo』が伝えている。
イアゴ・アスパス(セルタFW)
「あのコーナーが彼ら(リヴァプールファン)が持っている自分についての最後の記憶だろう。
でもフットボールはいつだってまた別のチャンスをくれる。
イングランドにおける自分についての新しい記憶がセルタのためのマンチェスター・ユナイテッド撃破になることを願おう。
そして、それが(ユナイテッドの宿敵である)リヴァプールサポーターに幸せをもたらすものになることも願う。
イングランドで誰に対しても何かを証明する必要なんてない。僕はスペイン代表としてウェンブリーでゴールを決めたからね。
でも、この試合(ユナイテッド戦)でゴールを決めたなら夢が叶うかもね。
(2013-14シーズンは)スターリッジが22ゴールで、ルイス(・スアレス)が31ゴールだったと思う。
なので、自分に多くのチャンスが与えられなかったのは普通のことさ。それに悩まされることはなかった。
自分があのレベルでプレーできないことは理解していた。リヴァプールにとっては素晴らしいシーズンだったね。自分がより大きな役割を担えたらよかったけど」
あのコーナーキックの記憶を消し去るためにもユナイテッド戦で活躍したいという思いがあったようだ。