オーストリア2部・FCリーフェリンクに所属する奥川雅也が今季3ゴール目を記録した。
5日に行われた国内リーグの第33節カップフェンベルガーSV戦。奥川は開始わずか6分に先制ゴールを決める!
一本のパスで右サイドを颯爽と抜け出した奥川は、膝下の柔らかいタッチで内側へ切り込み左足でシュート。するとボールは狭いニアサイドを通り、吸い込まれるようにゴールネットを揺らした。
“古都のネイマール”の異名を持つ奥川は、両足を遜色なく扱えることが武器の一つ。この場面でもまるで左利きであるかのようなボールタッチで相手を幻惑し、昨年11月以来となるゴールを決めた。
奥川が南野拓実も在籍する名門レッドブル・ザルツブルクに加入したのは約2年前のこと。すぐにリザーブチームであるリーフェリンクに送られ、トップ昇格を果たせぬまま2シーズン目を終えようとしている。
ただ、今季のリーフェリンクは(昇格する権利こそ持たないものの)既にリーグ優勝を決めているLASKリンツに次いで2位に付けており、奥川はチームの主力としてプレーしている。
かつてリヴァプールなどが獲得に乗り出しているとも報じられたが、彼は局面を独力で打破できる日本にとっては貴重な逸材。来季はA代表に食い込んでくるような飛躍を期待したいところだ。