4月27日に開幕を迎えたビーチサッカーワールドカップ2017。バハマを会場として行われた大会は、2日がグループステージ最終日となった。
初戦でポーランドを9-4で破るも、タヒチに3-4と敗れてしまった日本代表は、後がない形で強豪ブラジル戦を迎えた。
直前の試合でタヒチがポーランドに勝利したことにより、少なくとも勝利を収めなければ決勝トーナメント進出の可能性はない。
その中で試合をスタートさせた日本は、いきなり後藤崇介のオウンゴールとホドリゴのフリーキックで2失点してしまう立ち上がり。
さらにPKを与えるという厳しい状況だったが、これが外れて失点を逃れると、後藤のオーバーヘッドのこぼれ球を大場崇晃が押し込み1点を返す。
第1ピリオドの終了間際には後藤が見事なフリーキックを決め、なんとか振り出しに戻すことに成功した。
ところが、第2ピリオドからはさらに流れはブラジルの方へと傾いていく。
16分にはホドリゴに3点目を許し、さらにミドルシュートをマウリシーニョにコースを変えられてネットを揺らされる。
また、20分にはビーチサッカーならではのゴラッソでブラジルが5点目を奪取。キーパーからのスローイングを胸で流し、それをカタリーニョがボレー!美しい連携が決まってしまった。
日本は相手のミスからのオウンゴールで一点を返し、さらに決定的なチャンスも迎えるも、それを決められず。すると流れは一気にブラジルへ。
直後のプレーで速攻から6点目を許して第2ピリオドを終えると、第3ピリオドでも3失点。結局3-9というスコアで大敗することになった。
Brazil sail into the quarter-finals!
They defeat Japan to qualify from Group D with maximum points. #FIFABeachSoccer pic.twitter.com/Np52ENM4DO
— FIFA.com (@FIFAcom) 2017年5月2日
「死の組」と言われていたグループで好発進した日本であるが、その後の2連敗で順位を落とし、突破はならず。
2013年、2015年大会と連続で決勝トーナメント進出を成し遂げていたが、残念ながら早い段階で大会を去ることとなった。