今月20日に韓国で開幕するU-20ワールドカップ。本日、U-20日本代表のメンバー21名が発表された。

注目はなんといっても最年少で招集された久保建英(FC東京U-18)だろう。

2001年6月生まれの久保は現在15歳。U-17日本代表にも最年少で参加しているが、U-20代表となると実質2世代も上!今大会まで含めると2019、2021年と、最大3回も出場が可能な計算となる。

そこで気になるのは、彼が今年で21回目を迎えるU-20ワールドカップの“歴代最年少選手”かどうかであろう。ということで調べてみたが、結果を先に明かすと残念ながら上には上がいた…。

今から遡ること26年、1991年に開催されたワールドユース(現U-20ワールドカップ)でのこと。

フィーゴ、ルイ・コスタらを擁したポルトガルが初優勝し、彼らが「ゴールデンエイジ」と呼ばれるきっかけになった大会だが、アイルランド代表の一員として参加したジェイソン・バーンが、なんと「13歳3か月」で出場していたのだ。

13歳といったら日本では中学一年生…アイルランドはこの年グループステージ敗退に終わっているが、バーンは2試合92分に起用され、出場としても最年少記録を樹立した。

ところでこのバーン、実はあのアイルランドが生んだ“伝説”ロビー・キーンの従兄弟で、知名度こそ高くないものの、同国の代表として2試合に出場するなど一定の成功を収めている。

しかも、39歳となった現在も現役でプレーしているというのだから驚きであろう。

ちなみに前回、2015年大会の最年少はパナマのアダルベルト・カラスキージャで「16歳6か月」。それを考えても久保の「15歳11か月」という数字は異例の若さであり、記録更新とはならなくても今大会の最年少になる可能性が高いであろう。

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