『ESPN』など各メディアは、「グアムサッカー協会会長のリチャード・ライ氏は、賄賂を受け取っていたことを認めた」と報じた。

昨年大きな問題になったFIFA内部の汚職スキャンダル。多くの重役が逮捕されることになり、不透明な資金の流れが明らかになった。

それを受けてゼップ・ブラッター前会長は辞任を余儀なくされ、後任となったジャンニ・インファンティーノ氏の下で改革が進んでいる。

その監査を行い処分を決めるのがFIFA倫理委員会である。ところが、今回そのメンバーの一人であるリチャード・ライ氏が賄賂の受け取りを認めるという衝撃的な結末となった。

彼は今回ニューヨークの裁判所に対して嘆願書を提出。自身が賄賂を受け取っていたことを認め、罪を軽くしてくれるよう求めたのだ。

これを受けてFIFAは彼を90日間の暫定的な活動禁止処分とし、さらに45日間の延長が可能なオプションも付随させた。

リチャード・ライ氏は元AFC会長のムハンマド・ビン・ハマムが活動禁止となった事件に関連して、不透明な資金を受け取っていたとのこと。

彼はFIFA会長選挙に立候補したビン・ハマム側から10万ドル(およそ1100万円)を受け取っていた他、2009〜2014年にAFC地域の関係者から総額85万ドル(およそ0.9億円)以上を手に入れていたという。

リチャード・ライ氏は110万ドル(およそ1.2億円)を罰金として支払うことに合意している。

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