『BBC』は25日、チェルシーの監督を務めているアントニオ・コンテ氏のコメントを掲載した。
先日のトッテナム戦終了後、セスク・ファブレガスがメディアに向けて発した言葉が大きな話題になった。
それは、「エデン・アザールがより利己的になり、殺し屋としての本能を呼び覚ませば、リオネル・メッシのレベルに達する」というコメントだった。
しかし、これについて聞かれたアントニオ・コンテ監督は以下のように話し、「そんな選手を使うくらいなら負けたほうがマシだ」と厳しい言葉を返したという。
アントニオ・コンテ
「いいや違う、絶対にそうではない。私は、リオネル・メッシのような選手は利己的なプレーヤーではないと思う。
どんな偉大なチャンピオンでも、最初の目標は『チームとして戦うこと』である。そこにいるタレントがね。
なぜなら、最高の選手はチームなくしてあり得ないからだ。私は、このような言葉を聞くのは悲しいよ。
トップレベルに到達するために、ある選手がもっと利己的にならなければならないというのはね。
悲しいことだよ。なぜなら、これは私のアイデアにはないものだからだ。永遠に理解することは出来ないだろう。
私のチームには、利己的な選手は一人もいらない。そんな者を持つよりは、試合に負けるほうがまだマシだ。
私はそういうことを求めないし、受け入れられない。このクラブには必要ない」