リーガ第33節、レアル・マドリーとバルセロナのエル・クラシコがサンティアゴ・ベルナベウで行われた。

バルサがネイマールを出場停止で欠いた一方、マドリーは怪我明けのギャレス・ベイルをいきなり先発起用。好調イスコではなく、BBCを選択して決戦に臨んだ。

そんな一戦で先制したのはマドリー。前半28分、コーナーキックからクロスを入れ直すと、折り返しをカゼミロが押し込みゴール。

だが、バルサは5分後に同点に追いつく。決めたのは、マルセロとの接触で口から出血する場面もあったメッシ。

ゴール前のわずかなスペースでボールを受けると、巧みなタッチでDFをかわし冷静にフィニッシュを沈めた。

その後、ベイルが負傷交代となった前半は1-1で終了。すると後半からオープンな展開に。互いに決定機が訪れるも、両GKの素晴らしいプレーもあり決め切れないシーンが続く。

そんななか、迎えた後半27分。バルサMFイヴァン・ラキティッチがボックス外から左足で強烈なシュートをサイドネットに突き差し逆転。

さらに後半32分にはメッシへのタックルでセルヒオ・ラモスが一発退場に…。足の裏を見せた両足タックルではあったが、やや厳しい判定にも見えた。

数的不利となったマドリーは、GKケイロル・ナバスの決死のセーブで大ピンチをしのぐと、後半40分、左からマルセロが入れたクロスに交代出場のハメス・ロドリゲス。起死回生となる同点ゴールを突き刺した。

このまま2-2の引き分けで終了…かと思われた後半アディショナルタイム、バルサがカウンターを発動!最後はメッシがアルバからのパスを強烈な左足で叩き込み、これが決勝点に。

メッシの劇的なゴールで、バルサが3-2で勝利する結果となった。

この日のメッシは低い位置からの強引なドリブルで相手をはがすなど脅威になり続けていた。そして、リーガでのクラシコでの得点数が16となり、歴代単独1位に。また、バルサでの通算ゴール数も500に到達。まさに歴史的な一戦になった。

なお、この結果、バルサとマドリーとの勝点差はなくなった(マドリーのほうが消化試合数が1つ少ない)。

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