『AP』は21日、「マンチェスター・シティとパリ・サンジェルマンは、UEFAによるファイナンシャル・フェアプレー制度の監視対象から外れた」と報じた。

2009年にUEFAが制定したファイナンシャル・フェアプレー制度は、欧州におけるサッカークラブの収入と支出のバランスを取ることを目的としたルール。

赤字や負債の状況に応じて、UEFAは罰金や補強禁止、あるいは大会への出場禁止処分などを科すことが出来る。

2014年にはマンチェスター・シティとパリ・サンジェルマンらがこのルールに抵触し、その後人件費の維持と赤字の制限などが言い渡されていた。

そして、この両クラブとディナモ・ザグレブはその後2年間ルールを遵守したことが確認され、監視対象から外れることが決まった。

また、モナコ、ローマ、フェネルバフチェの3クラブは今季UEFAの定めた基準をクリアしたことがが確認されているが、来季も継続して監視対象となる。

一方、制裁が延長されたのがインテル、ベシクタシュ、そしてトラブゾンスポル。

インテルは2016年の赤字を前年比-73%の3000万ユーロ(およそ34.8億円)に留めることに成功し、毎月700万ユーロ(およそ8.1億円)という巨額の罰金は逃れた。

しかし、UEFAとの和解契約では2017年度の赤字をゼロにすることが約束されているため、引き続き監視対象となり、欧州カップ戦でのメンバーが25名に制限される。

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