日本女子代表FW川澄奈穂美は、現在アメリカ女子プロリーグ「NWSL」のシアトル・レインFCに在籍中。
このほど、シアトル・マリナーズの始球式に参加するためセーフコ・フィールドを訪れた。
背番号「36」のマリナーズのユニフォームを着用し、ピッチングマウンドに姿を現した川澄。この背番号はシアトル・レインFCで川澄が実際につけているナンバーだ。
キャッチャーを務めた岩隈久志に何度か首を振ると、大きく振りかぶってスローイング!ボールはノーバウンドで岩隈のミットへと収まり、川澄はファンの声援に応えながらフィールドを後にした。
なお、この日の対戦相手はマイアミ・マーリンズ。
マリナーズのレジェンドであるイチローがマーリンズの選手として初めてセーフコ・フィールドに凱旋し、試合前にはセレモニーが行われた。
イチローがマーリンズとして初めて古巣マリナーズの球場でプレー!
セーフコ・フィールドも背番号51を大歓迎!
試合前のセレモニーを見てみよう! pic.twitter.com/8nOFhd6Tjp
— MLB Japan (@MLBJapan) 2017年4月18日
イチローは9番ライトとして出場。
4-10と6点を追う9回表、先頭打者として打席に入ると…
If it’s his last at-bat in Seattle, Ichiro went out in style. pic.twitter.com/vNdQFXgQuH
— MLB (@MLB) 2017年4月19日
高めのボールをライトスタンドに運び、今季初ホームラン!これにはマリナーズファンも大きく湧き、スタンドには“イチ・メーター”の作者で知られるエイミーさんの姿もあった。
この試合ではマーリンズの田澤純一も6回途中から登板しており、日本人選手が在籍するチーム同士の試合ということで、川澄に白羽の矢が立ったのかもしれない。
さて、なでしこジャパンの中心選手として長くプレーしてきた川澄だが、高倉麻子監督就任以降は一度も招集されていない。
それでも川澄は自身のブログで、代表復帰への前向きな気持ちを綴っている。
「若返り」「世代交代」などと周りは言いますが、代表に必要とされる選手は年齢で決まるものではない、というのが持論です
自分を信じ、更に上を目指して、日本代表選手として世界で戦えるように、日々精進します