6月6日に開幕した第7回のFIFA女子ワールドカップ。カナダの地で繰り広げられてきた熱戦も、残すは3位決定戦と決勝戦の2試合のみとなった。

前回王者として臨んだ日本代表、「なでしこジャパン」はグループステージを3連勝で突破すると、ノックアウトステージでもオランダ、オーストラリア、そしてイングランドを撃破。6試合いずれも1点差の勝利で2003、2007年大会のドイツに続く連覇に王手をかけている。

決勝の相手は4年前と同じアメリカ。オリンピックで金メダル4回(1996、2004、2008、2012)、唯一逃した2000年のシドニー大会も銀メダルを獲得している、言わずと知れた「女子サッカー大国」だ。

ワールドカップでも2度優勝(1991、1999)を誇るが、今大会出場メンバーの中でW杯優勝経験があるのは40歳のクリスティー・ランポーンのみ(※1999年大会に出場。当時の姓は「ピアース」だった)。前回決勝の無念もあり、35歳のアビー・ワンバックらを筆頭に“初優勝”に向けて燃えている。

決勝は、現地時間の5日(日)16時、日本時間の翌6日(月)8時にキックオフされる(下は世界各地におけるキックオフ時間)。

さて、サッカーにおいて男子と女子はまったく同じルールのもとでプレーしているが、“違い”がないわけではない。アメリカが非常に強いといった勢力図はその一つだ。また、見た目的なことをいえば、最近は女子代表チーム専用のユニフォームが制作されることも多い。なでしこジャパンも差し色にピンクを取り入れたユニフォームが近年定着している。

そして何より女子サッカーで目立つのが、ヘアバンドをしている選手の多さだ。今回はこのヘアバンドについて取り上げてみたい。

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