今季よりJ2・京都サンガでプレーしている元日本代表DF田中マルクス闘莉王。
先月末から負傷で欠場する日々が続いていたが、15日の第8節愛媛FC戦で4試合ぶりに復帰を果たすと、いきなりハットトリックを達成した。
1点を追う52分、右サイドからのコーナーを打点の高いヘディングで合わせると、
72分にはクロスを胸トラップした後、右足のボレーシュートで勝ち越しゴール!これは上手い!
同点とされた後半アディショナルタイムには、左サイドからの折り返しに詰めて決勝ゴールを決めた。
キックオフ直後は4バックの前の位置で起用された闘莉王だが、「愛媛との身長差を狙って、2トップを高さのあるケヴィン(ケヴィン・オリス)と闘莉王にしました」(布部陽功監督)と前線へ。すると、その采配がズバリ的中した。
「3点目は神様が与えてくれたもの。流れを断ち切るのは、ああいう奇跡的なゴールが必要だった」とハットトリックを振り返った闘莉王。ただ、「まだまだ未熟…未熟という言葉すら当てはまるのかどうかというような、足りないものだらけです」と、不甲斐ない試合内容に反省しきりだった。
闘莉王の活躍で撃ち合いを制した京都は、第2節以来となる勝利(この時も決勝点は闘莉王)。闘莉王はこれで今季の得点数を4に伸ばし、チーム得点王となっている。