『BBC』は12日、「ボルシア・ドルトムントのチームバスを爆破したテロ事件の犯人と思われる人物1名が拘束された」と報じた。
ドルトムントのバスを襲った爆発事件、発生時からの動向と情報まとめ https://t.co/nYTjAQFakI
— サッカーニュース Qoly(コリー) (@Qoly_Live) 2017年4月11日
11日、モナコとの試合に向かっていたボルシア・ドルトムントのバスが爆破され、DFマルク・バルトラが腕を骨折する怪我を負った。
そのため試合は翌日に延期されることとなり、サッカー界が直接テロで狙われるという事件に世界中が震撼した。
そして、12日にこの攻撃を宣言した手紙についての調査を進めた結果、ドイツ警察は2名の容疑者を特定した。逮捕された容疑者は25歳のイラク人で、もう一人は28歳のドイツ人。いずれもイスラム教徒であるとのこと。
爆発現場の近くからは手紙が3部発見されており、その中ではイスラミック・ステート(IS)との関係が書かれているという。『Sueddeutsche Zeitung』の報道によれば、この文面は『アッラーの名のもとに』から始まっているようだ。
ただ、これもムスリムに容疑をかけることで捜査の撹乱を狙ったものとも考えられており、他の政治団体による反抗の可能性もあると考えられている。
その理由は、これまでの攻撃と種類が異なること。爆発物は生け垣の中に隠されていたもので、金属片が中につめ込まれていたとはいえ、その一方で致命的な殺傷能力を持つ規模のものではなかった。
イスラム過激派がこれまで行ってきた群衆の中での爆破行為と比較すれば極めて小さいものであり、極右グループや極左グループがイスラム過激派に罪を被せることを目的としたものという説もある。