『Sky』は8日、「クリスタル・パレスのサム・アラダイス監督は、今は良いタックルであってもカードが出ると怒った」と報じた。
かつてボルトン・ワンダラーズで長く指揮を執り、オールドスタイルのロングボールサッカーで名を馳せたアラダイス監督。
激しさとフィジカルを全面に出した試合は特にモダンフットボールを志向するアーセナルらを苦しめ、独特の個性を放っていた。
『Monday Night Football』に出演したアラダイス監督は以下のように話し、もはや今の状況ではフィジカルを全面に出すことが出来ないと不満を露わにしたという。
サム・アラダイス
「ああ。我々はこれ以上タックルを教えないよ。なぜなら今日、良いタックルであったとしても、処罰から逃れられないからね。
我々も組み付いてタックルをする選手よりも、インターセプトをして、ポジションをとって守る選手を育てているよ。彼ら(ビッグクラブ)がそうしているようにね。
このところは簡単にカードが出されてしまうからね。それを下回らなければならないのだ。
もしカードを受け続けたら、その選手はすぐに2試合の出場停止になってしまうよ。
我々は、ヴェンゲル監督に何度もフィジカル面についての不満を言わせている。
しかし、試合のルールや選手を正しく守るという観点から、プレッシャーをかけることが難しくなっている。
たとえ良いタックルでチャレンジしたとしても、カードが出る。過度にアグレッシブであるからと言ってね。
これまでの人生を踏まえて、私はそれを受け入れることが出来ない。ボールを奪い取る選手が過度に攻撃的だと言われるのはね。それはナンセンスだ」