23日、アジア各地でワールドカップ2018最終予選の試合が行われた。

日本代表は敵地に乗り込んでUAEとの一戦に臨んだ。アル・アインで行われた重要な試合で主将長谷部を欠いたハリルジャパンであるが、その中で力を見せた。

UAEはやや守備から入ってきたが、その展開の中で先制点を決めてみせたのが今乗りに乗っている久保裕也だった。

酒井宏樹からのスルーパスに抜けだした久保、ポジションはペナルティエリア右で角度のないところだったが、狭いニアのコースにシュートを叩き込んだ。

その後ややパスが前に繋がらない時間があり、アリ・マブフートに完璧な飛び出しを許す場面も。

しかし、そこで奮起したのが久々にゴールマウスを守った川島永嗣。気迫のセーブで一対一に勝利し、失点を防いだ。

そして後半、長いボールを増やして逆転勝利を狙うUAEの夢を、「帰ってきたドリームクラッシャー」今野泰幸が打ち砕く。

今度は久保裕也が右サイドからクロスへと持ち込み、逆サイドに飛び出した今野が合わせる。見事に追加点を決め、リードを広げてみせた。

UAEで乗りに乗っているFWアリ・マブフートは、前半での抜け出し以外については吉田麻也がほぼ完封し、ドリブル突破を許さず。

終盤にはムハンマド・アブドゥラフマンの投入による前線の増加で押し込まれることも増えてきたが、ハリルホジッチ監督は倉田秋を使ってマークを修正。その後は押し込まれてもバランスが取れるようになり、スペースを許す場面は少なくなった。

終盤には大迫が接触で負傷離脱するというアクシデントもあったが、日本はこのリードを守り切って2-0での勝利を収めることに成功した。

これで混戦だったグループBは日本とサウジアラビアが2チーム抜け出す形に。第1節に敗北した際にはどうなることかと思ったが、そのUAEにもリベンジを達成し、予選突破にも一歩近づいたといえよう。

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