23日、アジアの各地でワールドカップ最終予選の各試合が行われている。

日本と同じグループではイラク対オーストラリア、そしてタイ対サウジアラビアが開催された。

中立地のイランで行われたイラク対オーストラリアは、前半のうちにスコアが動いた。オーストラリアがマシュー・レッキーのゴールで先制した。

しかし、最初はサイドバックを4枚入れていたイラクが後半にメンバーを入れ替え、攻撃の枚数を増やして運動量の落ちたオーストラリアに反撃を加えていく。そして75分、左サイドを突破したアリ・アドナンのクロスからアハマド・ヤシーンがシュートを放ち、角度のないところから押し込んだ。

これでスコアは1-1のタイに。イラクはこの後も圧倒的に攻勢をかけるも決定機を生かせず、勝点1を分け合うことになった。なんとか打開しようと3バックを導入したオーストラリアであったが機能しきらず、これでなんと4試合連続のドローである。

タイとサウジアラビアの一戦も、早いタイミングでスコアに動きがあった。26分にアル・アビドの浮き玉でアル・サハラウィが裏に抜け出し、ネットを揺らした。

後半はタイが3バックから4バックに変更してかなり攻勢をかけるも、なかなかゴールに至らず。そして終盤には逆にオウンゴールで更に1点を失った。さらにサウジアラビアは最後に1点を追加して3-0で勝利している。

これでサウジアラビアは結果を4勝1分1敗とし、日本が4点差以上で勝利しない限り首位を守ることとなる。

なお、日本とは別のグループAにおいては、中国が韓国を1-0、シリアがウズベキスタンを同じく1-0で破っており、どちらもより下位のチームが勝利したことで混戦模様が色濃くなっている。

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