今シーズンからガンバ大阪の背番号「10」を受け継ぐことになったMF倉田秋。

これまでG大阪で31番や30番、14番、6番、11番と様々なナンバーをつけてきた。

また、2012年からは主力選手でありながら3シーズン連続で背番号が変わった不思議なキャリアを持ち(14→6→11)、2013年には平井将生に背番号14を、2014年には金正也にそれぞれ譲っている。

これらのケースはいずれも貰い手の希望であったそうで、背番号に対してはあまり拘りがないのかに思われた。

しかし、二川孝弘が長くつけた「10」に対してだけは、その想いの強さは違っていたようだ。G大阪の応援プログラム「Love Football」の中で、仙谷幸一氏のインタビューに応える形でこんなエピソードを明かしてくれた。

―(背番号10を)ずっと背負いたかったの?

「ずっと着けたかったです。

ユースも着けさせてもらえなかったんで。6番やったかな?

ユースの時からずっと(トップチームの試合は)ホームは見に来てて、フタさんがすげー活躍してて。で、『おれもいつか着けてぇなぁ』と思いながら」

―昨シーズンに二川選手が移籍して10番が空いたわけで。じゃあもう一度って感じだったの?

「違う人に着けられたくないっていう想いがめっちゃ強くて。

ここはちょっと、いつもより強めに『着けたいです』って言ったらOKをもらったんで」

―二川選手とは違う10番をこれから作らなければいけないわけじゃない?

「フタさんと一緒のプレーできる人は日本にはだれもおらんし、おれには無理なんで。

今自分ができるって言ったら、守備もするし攻撃でも点取ったりするし。全部の仕事ができる10番っていうのを目指してやっていきたいですよね」

ユースに在籍していた当時から、二川が背負う10番に憧れていたようだ。

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