昨年末にユルゲン・クリンスマン氏を解任し、ブルース・アリーナ監督を10年ぶりに迎えたアメリカ代表。
彼らは例年MLSがオフシーズンのこの時期に代表戦を行っており、今年は先月29日にセルビア代表と対戦し0-0で引き分け。3日にはジャマイカ代表を1-0で下した。
ジャマイカ戦でアリーナ監督に復帰後初勝利をプレゼントしたのは、名門スタンフォード大学出身ということで脚光を浴びたジョーダン・モリス。
59分、ベニー・フェイルハバーとのパス交換から密集地帯を一気に潜り抜け、最後は右足で力強く押し込んだ。U-23に専念していたこともあり、モリスのA代表でのゴールは2015年4月以来およそ2年ぶり2点目となる。
昨年、シアトル・サウンダーズに加入しプロデビューしたモリス。チームは夏場にエースのクリント・デンプシーを負傷で失ったが、彼は新人王に輝く活躍でその穴を埋め、見事にMLS王者に導いた。
大学生だった自身を代表チームに大抜擢したクリンスマン氏は解任されてしまったが、モリスは新指揮官の代表チームでも救世主となれるだろうか。