『BBC』は27日、土曜日の試合でトッテナムとのFAカップを戦うウィコム・ワンダラーズを特集した。
現在リーグ・ツー(4部)で戦っているウィコム。1887年に創設された歴史あるクラブで、家族的なチームであるとして何度も表彰を受けてきたことで知られる。
2000-01シーズンには3部リーグに所属しながらFAカップでベスト4に進出という活躍を見せ、「ジャイアントキリング賞」にも輝いている。
そんな彼らは先日FAカップ第4ラウンドに進出。そこでトッテナム・ホットスパーとの対戦に臨む。記事によれば、そこには非常に珍しい選手がいるというのだ。
まず取り上げられているのは11番を着けているMFサム・ウッド。彼は元「替え玉俳優」だそう。
Torquay 0-3 Wycombe | Sam Wood dgn golnya buat Wycombe selamat dr degradasi lwt goal difference | pic.twitter.com/dkbFQJESYZ
— Indonesia Medio Club (@MedioClub) 2014年5月4日
クレイ・ワンダラーズというアマチュアのチームで育成された彼は、有望な選手として知られていたものの、プロの契約を手に出来ず靴屋で働いていた。
しかし、友人によってFIFA公認映画『Goal!』にも出演していた俳優のアンディ・アンサーに紹介されたことから、メディアの仕事に飛び込んだ。
そして「替え玉俳優」として、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウド、エドゥアルド、セスク・ファブレガスなどのプレーをCMで演じたという。
サム・ウッド
「僕はリオネル・メッシの替え玉を広告でやったんだ。多くの人々は知らないことだけどね。
スペインに飛んで、ホテルに入った。スタッフ全員に挨拶して、すべてのインタビューを遠くから見ていたよ。他にも何度かクリスティアーノ・ロナウドともやったね。3回くらいだったかな。
ズラタン・イブラヒモヴィッチとマルコ・マテラッツィとも撮影をしたよ。コーナーキックからマテラッティがヘディングする。僕はクロスを入れてたんだ。カメラには映ってないけどね。
僕はその時まだブルーウォーター・ショッピングセンターで働いていて、ブロムリー(アマチュアクラブ)でプレーしていた。だから、休みを取れたときはいつもそうしていたよ」