ドイツサッカー界に驚きの人事があった。
ブンデスリーガ2部ハノーファーが、監査重役会のチェアマンにゲルハルト・シュレーダー氏を招聘すると発表した。
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— Hannover 96 (@Hannover96) 2017年1月23日
シュレーダー氏は1944年4月7日生まれの72歳。
弁護士から政治家に転身し、1963年にドイツ社会民主党入り。1998年に行われた連邦議会選挙に出馬し当選すると、社会民主党が議会第一党を獲得したことでドイツの第7代首相に就任した(現メルケル首相の一つ前)。
2005年までの就任期間中に会合などで何度も来日し、日韓ワールドカップの際にはブラジルとの決勝戦を観戦しに日産スタジアムも訪れた。
そんなシュレーダー氏はニーダーザクセン州の州議会議員を務めたこともあり、以前からハノーファーの試合を観戦しに来ていた(ハノーファーはニーダーザクセン州の州都)。
そしてこのほど、監査重役会のチェアマンに就任。今後は役員としてクラブを支えていき、チームの1部復帰に尽力を尽くす。
なおシュレーダー氏は財界に人脈を持つだけでなく、ロシアの国営天然ガス会社「ガスプロム」の子会社にあたる「ノルド・ストリームAG」の役員を経験するなど、ビジネス界にもパイプがある。